「魔改造の夜」視聴

　NHKのBS。2020年6月26日視聴。

　NHKはこれまで巨大重機やら、超絶な凄ワザを競い合わせる、日本の技術スゲー・職人さんスゲーというリスペクトに溢れた番組をやってくれてた。
　この番組はそれらの番組のテイストを残しつつ、明るい賛辞だけではなく、ブラック要素を増幅させた感じ。

　何がブラック要素かというと。
　番組名の通りテーマが「魔改造」なのだ。
　平和な電化製品――トースター――のパンが跳ねる高さのリミットを外したり、平和なオモチャ――ワンワン鳴いて歩くかわいい犬のぬいぐるみ――の速度リミットを外す。その、平和なイメージを凶暴な発想で限界突破させてしまう、フランケンシュタイン的な改造。

　しかも、参加チームは、日本が誇る、大学・町工場・世界企業という、これまた戦わせたらおもしろいだろうなー、という三つ巴。おもしろくないはずがない。

　確かに地上波でできない大冒険番組だったが（特にワンちゃん25M走は、おそろしすぎて私は走っている間ずっと爆笑していました）、本当にまた別の魔改造企画で、半期に一回くらいでよいから続けてやってほしいなぁ。
　そして最終的には、魔改造ソサイエティーの総帥みたいなひとの正体が知りたい（笑）。