なんでこんなにおかねがないのか!

その疑問への回答たる荒々しい金遣いなどなどの雑記

「日曜 THE リアル! 居場所をください~限界密着…壊れていく子どもたち~」視聴

 2020/2/23、フジで放送でした。

 ドキュメンタリーとか警視庁24時みたいなのが好きでよく見ます。

 今回のタイトルの番組は2時間の番組で、内容は、不登校からのゲーム依存の立ち直り支援をしているフリースクール不登校家庭内暴力によって関係がこじれた家族を立て直すべく子どもが合宿生活を送る自立支援施設、さまざまな問題を抱える女性を支援する沖縄の男性の3本立て。
 どれも重い内容で考えさせられる。私のいる世界は、世界のほんのほんの一部分でしかないんだなぁ、とあらためて思う。

 こういう内容の番組を見るのは初めてではないけれども、ゴールデンタイムの2時間にもってきたことと、ゲーム依存についても言及されていたのは新しかったんじゃないでしょうか。――これまでは、引きこもりの若者や女性保護シェルターのNPOの活動を取り上げるのは深夜帯ドキュメンタリーが多かったし、ゲームというと「ねほりんぱほりん」のゲーム廃人回が印象的だけどあれは依存について扱った番組ではないし。
   特に沖縄の女性支援の話は、状況が大変過ぎて、脳が煮えそうでした。たくさんのひとに知ってもらうという点で、この番組で取り上げてくれてよかったと思いました。

 

 しかし…ネットゲームかぁ…。
 人生で何が大事か考える機会が来る前に快楽を覚えちゃうことが、本当にヤバイんだな。
 この番組に、親のクレカで100万円課金しちゃった小学生が出ていました。親のクレカを一目見ただけでカード番号を暗記したというから、マジすごいっす。親にゲームをするための道具を取り上げられてしまいゲームを続けるために学校の備品のタブレットを盗んだ小学生というのもパンチがすごい。
 でも彼らがもし、ゲームという終わりのない快楽やそれを求める渇望を知る前に、人生の在り方に直結する夢や、何かしらの社会的ルールを知っていたら、事態は少しは違っていたような気もする。
 依存レベルではないつもりではいるけど、私も、手持ち無沙汰になったらネットゲームやりがちではあるので気をつけないといけないと思っています。これほど、現実の自分を振り返ったときに虚しくなるものはないです…ほんと。
 いくら金を積んでレベルを上げても、自分自身が現実でできることは微塵も増えてないし、レアキャラやレアアイテムを手に入れたところで、新しく彼氏できたり新人でイケメンが配属されてくるわけでもなく、自分が金目のものゲットしてる訳でもないのでね…。

 

 暗めの番組の中で、2本目の自立支援施設の中高校生たちは何だか希望が持てたなぁ。合宿所の管理をなさっているご夫婦も、寛大な目で子どもたちを見守る素敵な方たちだったわぁ。こういう大人は立派だ。私が絶対になれない種類の大人のひと。