なんでこんなにおかねがないのか!

その疑問への回答たる荒々しい金遣いなどなどの雑記

「全」という表現に全俺が泣いた!

 今日作業手順を表したドキュメントの中に見つけてしまいました。

 

 作業後、連携されているデータについてテストします。

 

 …。
 全。

 全だってよ。

 「全」という字は便利です。何しろ1文字でその場にいくつものがあったとしても、そのすべてを示すことができるのですからね…。

 私は、その「全データ」が、何個のデータでできていて、それぞれの名前が何か挙げさせ、テスト項目をバラす指示をしましたとさ。

 最終的に全部調べるのだから「全」と書いていいじゃん、と思う向きもあるでしょうが、不思議なもので「全」と表現した途端一個のものとして認識されてしまい、抜けが生じ易くなります。例えば、本当は20個あって、そのひとつひとつについて確認しなければならないはずなのに、19個確認できれば1個欠けても気づかなくなるような。

 その他にも「全」の困ったちゃんなところはあって、それは、書いた当人しか「全」の構成要素が正しくわからないことです。
 この業界、退職してゆく人材が多く、数年経って唯一現場に遺されているドキュメントを辿ることもあります。そんなドキュメントに「全」とか出てきて「これって何だっけ?」ってなっても、作成者は退職しているのでPGを解析できればよいほうで、最悪想像だけで物事を進めなければならないことになる。

 …まあ、やめちゃったほうは、元の職場の人間がどんなに困っても、マジどうでもいいでしょうが、意味不明ドキュメントを遺された側の人間に全力で呪うと思う…。